アスベスト封じ込め工事



  ■ アスベストって何?

「アスベスト」は天然に産する蛇紋岩系および角せん石系の繊維状鉱物のことで「石綿」せきめん、いしわたとも呼ばれています。種類としてはクリソタイル(温石綿または白石綿)、クロシドライト(青石綿)アモサイト(茶石綿)があります。
アスベストは、耐熱性、耐摩耗性、耐腐食性などに優れるため、「魔法の鉱物」「奇跡の鉱物」などと呼ばれていた時期がありました。最も使用量が多いのが建材で全体の約90%を占め、巾広く様々な建材に使用されてきました。

 

  ■ アスベストが及ぼす健康への被害

髪の毛一本程の太さに約5000本も含まれるほど細いアスベストの1本1本は肉眼では確認できません。3mの高さから落としても床に到着するのが6時間かかると言われるほどとても軽いものです。吸入すると肺の一番奥ふかく細胞に達し残留し、癌や悪性中皮腫を引き起こします。

 ● 安全性、耐火性、耐久性に優れた封じ込め工法

アスベストに関しては 【除去工法】【封じ込め工法】 があります。

【除去工法】
 
長所: アスベストがなくなる
    施行後の保守の問題がない

短所: 完全に除去することは困難
    付帯工事が必要
    特別管理廃棄物が多い
    多大なコストがかかる

【封じ込め工法】

長所: コストが安い
    工期が短い
    アスベストの飛散が少ない
    廃棄物が少ない
    固化材を吹付けるので美装性がつけられる

短所: 解体時に除去が必要となる
    定期的チェックが必要
    耐火性に問題あり

弊社では、コストが抑えられる【封じ込め工法】を行っております。

 ● アスベスト建材は建物のどんな所に使われているか?

吹付けアスベスト等については、建物構造により異なったところに使われています。
・鉄骨造を含む建物、鉄骨の梁、柱、鉄板床、空調機械室、ボイラー室や昇降機など
 の機械室など
・鉄骨コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の建物、駐車場の天井、壁、空調機
 械室、ボイラー室や昇降機などの機械室など

アスベスト含有建材は様々な所に使われています。屋根、外壁、内壁、床など。

〈アスベスト含有建材〉
劣化等によりアスベストが飛散しやすいものや、建材を割ったりしなければ飛散しにくいものがあります。

① 飛散性のアスベスト建材(吹付アスベスト等)
アスベスト(石綿)吹付・ロックウール(岩綿)吹付・バーミュライト吹付・パーライト吹付など

②非飛散性のアスベスト建材(アスベスト含有建材)
石綿含有繊維強化セメント板(波板、平板)・住宅屋根用化粧スレート押出し成型セメント板・
窒素系サイディングなど

 ● 吹付アスベスト等が使われていることの確認方法

設計図書等により、使用されている建材を「施行年による判定」「吹付アスベストの試用期間による判定」できますが、定かではありません。

サンプルを採取し、分析業者に依頼することにより正確な含有結果がでます。
(分析証明書も発行されます)

 

  ■ 工事フロー

●事前調査
・設計図書調査
・現地調査(日視調査)
・分析調査
・後に見積書作成


●事前準備
・施行計画書作成
・廃棄物管理者選定(元請業者)
・排出事業者への留意事項(必読)
・所官庁へ届出(作業開始の14日前までに受理)
・現地再確認

 

●施行開始前準備
・石綿粉塵濃度測定(作業前)
・作業区画の養生前清掃
・機材搬入
・作業足場設置
・作業区画の隔離養生
・セキュリテイゾーンの設置
・機器配置

作業区間養生

集じん機ら設置

 

●施行
・湿潤材の吹付
・飛散防止剤(固化材)の塗布 
・石綿粉塵濃度測定(作業中)

 

●施行完了後
・施行状況の確認
・石綿粉塵濃度測定(作業後)
・養生撤去
・セキュリテイゾーンの撤去
・撤去後の清掃
・最終処分場へ廃棄
・工事完了報告書提出

廃棄物排出⇒最終処分場へ