硬質ウレタン吹付工事



 ■ 硬質ウレタンフォームとは?

硬質ウレタンフォームとはNCO(イソシアネート)基を2個以上有するポリイソシアネートとOH(ヒドロキシル)基を2個以上有するポリオールを、触媒(アミノ化合物等)、発泡剤(水、フルオロカーボン等)、製泡材(シリコーンオイル)泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて得られる、均一なプラスティック発泡体です。
見かけは、小さい泡の集合体で、この小さな硬い泡は、一つ一つが独立した気泡になっていて、この中に熱を伝えにくいガスが封じ込められています。このために、硬質ウレタンフォーム(フォームライト)は長期にわたって他に類を見ない優れた断熱性能を維持します。

 

弊社ではあらゆる分野に対応するため以下のフォームライトをご用意しています。

  ● フォームライト・エコ(環境に優しいノンフロン)
    ノンフロン。難熱材料適合品、グリーン購入法適合品。
    断熱及び結露防止用として、壁・屋根裏(コンクリート・鉄板など)などに
    適しています。

  ● フォームライト・HNB
    燃料3級適合品、特定フロンを含まないHFC気泡(オゾン層を破壊しない代
    替フロン)です。

  ● フォームライト・SL(戸建住宅用ノンフロン)
    戸建住宅断熱用ノンフロン。低密度、グリーン購入法適合品。壁・屋根裏な
    どの充てん断熱工法用途に用います。

 

 ■ 硬質ウレタンフォーム吹付工事の特徴

ウレタンフォームを使って住宅を包むように屋根裏(又は天井)・外壁・床下を『現場吹付発泡』で施行した断熱構造住宅では、格段に優れた高断熱・高気密の効果が得られるとともに、住む人にとっても快適な居住性ならびに冷暖房費の節約や住宅の耐久性・耐震性向上など数々の効果をもたらします。

 

●各種断熱材の熱伝導率

 

●フォームライト原料の用途と特徴

 

●JIS A 9526による種類



●断熱材の熱抵抗値と厚み計算




 ■ 施行手順

 1.事前打合せ
   ◎施行要領書にて、作業手順・施行方法・吹付厚み・工程を確認する。
   ◎現地を下見し、現場状況を確認する。

 2.吹付け面(下地)の確認
   ◎施行面が乾燥状態で、油脂分、ほこり等が付着していないか。
   ◎溶接・溶断が必要な個所は処理されているか。
   ◎他業者の資材・足場類等が吹付けの妨げになる場合は移動してもらう。

 3.養生
   ◎サッシ、ガラス、額縁等をマスカー、ガムテープで養生する。
   ◎壁、天井、床、開口部廻り等、ウレタンが付着してはならないところを養生
    する。

 4.安全関係
   ◎作業場所を立入禁止・火気厳禁の表示を行い、指示連絡を徹底する。
   ◎換気の整備・点検及び消火器の配置・点検を行う
   ◎相作業の禁止を指示連絡徹底する。
   ◎ヘルメット、安全帯、保護メガネ、マスク等の保護衣料を着用する。

 5.施行(フォームライト吹付)
   ◎施行前にポリ袋にテスト発泡を行い、正常なフォーム状態であるかチェック
    する。
   ◎吹付表面ができるかぎり、平滑になるように吹付する。
   ◎総厚みが25mm以上は多層吹きとし、多層の厚みは25mm以下とし、一日
    の発泡総厚みは80mm以下とする。
   ◎作業中(吹付中)は随時厚みを計測しながら進渉すること。
   ◎相作業の禁止を指示連絡徹底する。   
   ◎ヘルメット、安全帯、保護メガネ、マスク等の保護衣料を着用する◎

 

 ■ フォームライトの色々な?

Q1 フォームライトと他の断熱材は何が違うの?
フォームライトは、現場で吹付施行する硬質ウレタンフォームで、対象物に吹付けられると瞬時に反応を開始して数秒で発泡(SLは数百倍)し、隙間をキッチリと塞ぐと同時に構造体に接着をする今までにない断熱材です。グラスウールなど従来の断熱材と違い、施行部分にあわせてカットしてはめ込むだけではないので、細かい部分の隙間ができません。このため、断熱材だけでなく気密性も優れています。

Q2  硬質ウレタンフォームは、危険物に該当しますか?
硬質ウレタンフォームは、消防上の危険物には該当しませんが、火災予防条例で「指定可燃物」に指定されています。従って指定数量(20㎥)以上を貯蔵し、取り扱う場合は、都道府県・市・町・村の条例に定める貯蔵又は取扱いの基準に従う必要があります。また指定数量以下であっても、貯蔵する場所や周辺は、同条例に準じて管理する必要があります。

Q3  有害物質を含んでいませんか?
フォームライトはシックハウスの原因とされるホルムアルヒデトは含まれておりません。また厚生労働省のガイドラインに定められたVOC(揮発性有機化学物質】も検出されておりません。また結露を防止することでアレルギーの最大に要因であるとされるダニ・カビの発生を未然に防ぎます。

Q4  硬質ウレタンフォームの引火点、発火点は何度ですか?
硬質ウレタンフォームの引火点は310℃で、発火点は約410℃です。

Q5  フォームライトの耐熱温度は何度ですか?
フォームライトは熱硬化性樹脂のため一般的には-70℃~100℃の温度範囲で使用可能です。

Q6  フォームライトの耐薬品性は?
強酸及び一部の溶剤を除いて、常温ではほとんど侵されることはありません。

Q7  施行した後、何かでてきませんか?臭いは?
施行時の原料(液状)には臭いがあります。ただし化学反応によりウレタンフォームが形成されると、形成されたウレタンフォーム自体に臭いはなく通常2~3日で臭いはなくなります。形成されたウレタンフォームの中には空気しか残存しませんので臭いもありません。

Q8  火事が起これば燃えるのが心配です。
フォームライトは難熱処理をしている為(一般品を除く)、フォーム自身が燃え続けることはありません。また防火構造認定も取得しており、燃焼時の発生ガスについてもマウスを使った国土交通省告示のガス有害性試験に合格するレベルにあります。

Q9  硬質ウレタンフォームのリサイクル技術はどうなっていますか?
発泡剤はカサ比重が小さく、重量に対してボリュームが大きい為、廃棄物となった場合、見かけの比率は大きくなります。また政府における廃棄物関係法律の整備が進められている環境下において、硬質ウレタンフォームについてもリサイクル技術開発に取り組んでいます。現在実施可能と考えられ、また一部実施されているリサイクル技術もあります。